岸田首相の財政感覚

岸田首相の財政に関する認識はどうなっているのだろうか。政策を立て実行するには裏付けとなる財源を確保しなければならない。しかし、岸田さんは自身の首相任期を意識してか、目先の思い付きのような政策を打ち出すが、その殆どが財源を考えることなく言い…

岸田内閣の支持率

最近の内閣支持率で、岸田内閣の支持率はずっと下落傾向が続き、最近の調査ではほとんどの調査で20%台となっている。岸田首相はこの支持率の低下をどう受け止めているのだろう。表向きは真摯に受け止めるとか言っているが、現実はそんなに甘いもんじゃな…

矛盾ばかりの所得税減税

増税めがねと呼ばれるのを嫌った岸田首相のこだわりの減税。過去2年間で税収が増えた分を国民に還元すると言っていた岸田さん。それが、物価高の国民生活を支える上で重要だと考え、わかりやすく所得税と住民税という形でお返しする、と具体化した。 先ず、…

迷走する岸田首相

岸田首相の頭の中はどうなっているのだろう。今は如何にして支持率をアップさせるか、あわよくばその先に衆議院解散、更に来秋の総裁選再選へ、それしかないようだ。以前の記者会見で、税収が見込みより増えたから国民に還元する、と言っていたが、20日か…

方針無き政策

岸田首相が、税収増加分を国民に適切に還元する、と語っている。22年度の税収が6兆円ほど上振れたことによるものと思われる。国民への還元とは何を意味するのか。相変わらず具体策はなく、今のところは観念論だけである。 岸田さんは何をしたいのだろうか…

岸田首相の人権感覚は

自民党内の人事ではあるが驚いた。杉田水脈衆院議員が環境部会長代理に就いたという。自民党内の環境部会のナンバー2である。杉田さんは、いわゆる保守層の思考回路での言動を臆面もなく内外に発信してきた。当然のことながら国会内だけでなく一般社会でも…

岸田首相の経済対策

岸田さんが新たな経済対策の5本柱を示し、具体策を検討するよう自民党内に指示したという。今の時期に何のための経済対策なのか。策定した経済対策の実施に必要な予算は、臨時国会で補正予算を組むという。だが、その五本柱という対策の内容を見ると、この…

内閣改造は何のため

13日の内閣改造直後の世論調査では女性大臣5人の評価は高かったが、15日に決定した副大臣、政務官人事では副大臣26人と政務官28人の合わせて54人、そのうち女性の起用はゼロであった。これは自民党が政権復帰した2012年以降初めてという。し…

強権発動連発の岸田政権

国会での議論や国民への説明もなく、国葬の実施を発表。かと思えば、閣議決定から一気に防衛費2倍へ突き進んだ。その後、新型コロナでは一言も発することなく、何もしないを通した。暫く大人しいと思ったが、その後のマイナカードでは2兆円超の税金を投入…

来年度予算概算要求の概要

(年度は西暦下2桁、予算はいずれも当初予算) 政府の2024年度一般会計の各省庁の概算要求総額は114兆円程度となる見込み。110兆円を超えるのは3年連続になる。 今回増加額が目立ったのは財務省の要求額で、国債の償還、利払いに充てる国債費は…

岸田首相、対策の中身はどうするの

福島原発の処理水放出が始まった。「関係者の理解なしに、いかなる処分も行わない」という約束を文書でかわしながら、その約束が反故にされたようだ。 「漁業者との信頼関係は少しずつ深まっていると認識をしている」と述べ、勝手に、海洋放出への理解が進ん…

もう限界ではないのか

なぜ、防衛費を上げるのか。日本はアメリカのことをどう思っているのか。 小学6年生には、分からなかった。だから、岸田首相に手紙を書いた。 東京都の私立小学校6年生の36人が今年初めに書いた手紙は、こう始まる。 <私たちは、社会科や総合学習で、沖…

岸田政治の破綻の始まりか

総理大臣になることが目的のまま総理大臣になり、何をしたいのかわからず、総理大臣になったらその座に長く居ることが目的になった岸田さん。その理念なき政治を続けることの限界が見えてきた。 昨年来声高に繰り返してきた防衛費の倍増。来年度予算編成の概…

聞く力は無かった

総理就任当初は聞く力を売りにした岸田首相。岸田ノーとなるものを掲げ、聞いたことをこれメモしておく、とアピールしていた。しかし、メッキは直に剥がれた。岸田さんの耳には国民の声は聞こえないのか、届かない。 岸田政治の特徴的なのは、重要な政策であ…

マイナカードにこだわる

マイナンバーカード(以下マイナカード)の現状の問題点が連日のように報道されている。遂に、第三者機関(個人情報保護委員会)がデジタル庁に立ち入り検査をする事態になった。国家機関であるが、一応第三者の立場からの個人情報の取り扱いを軸に調査し、…

場当たり政治の岸田首相

昨年度令和4年度の国の税収は3年連続で過去最高を更新したという。また、決算剰余金も2.6兆余りと過去2番目の規模を計上。決算剰余金の半分は法律の規定で国債償還資金に積み立てられるが、あとの半分は防衛費の上乗せ分に充てるという。 2024年度…

危険な岸田首相

安倍元首相の銃撃から1年を経過して、岸田首相の首相としてのこの1年を見てみると、この人は何処へ行こうとしているのだろう。自分のやっていることが分かっているのだろうか。大丈夫なのだろうか、と心配になってくる。 これまでの先人が作ってきた日本と…

日本政府は約束を守れるか

東京電力福島原子力発電所(以下福島原発)にたまる処理水を薄めて海に放出するための設備の工事が完了し、試運転も終わり、原子力規制委員会は6月28日から設備全体の性能を確認する最終段階の検査を始めたという。 更に、国際原子力機関(IAEA)のグ…

手段と目的のはき違え

マイナンバーカード(以下カード)の分かってきている問題点。その種類と件数の多さには驚くばかりである。河野デジタル担当大臣は、殆ど全てが入力間違いなどのヒューマンエラーだとしている。しかし、これらの殆どはシステムエラーである。ヒューマンエラ…

岸田首相の思考回路

岸田さんは、首相になった時から何をしたいのか分からない人だった。自民党総裁選前には令和版所得倍増とか言っていたが、首相になった途端に資産所得倍増に変わってしまった。更に、新しい資本主義というのも加わった。その後暫く静かだったが、安倍元首相…

信頼されない日本の政府

岸田首相の政策の大本になっているのは、如何にして首相の座に長く居座るか、に収斂されるようだ。首相の座に長く留まるには、まずは自民党内での支持を確保すること。その為には、選挙で勝利を収めること。この二つに尽き、そこには国民の為という考えは入…

日本国の衰退を止められるか

かつての輝きを失った日本。今や紛れもなく衰退になってしまった。なぜこんなことになってしまったのか。その原因の一端が岸田政権が昨年来打ち出して来た諸施策の中に表れているような気がする。代表的なものが俗称で原発運転期間延長法やマイナカード法だ…

総理大臣の椅子

岸田首相は、誰かが問題を起こすと、当事者に対して、丁寧に説明を、丁寧な説明が大事と言ってきた。岸田さんが到底本気で言っているとは思えないし、当人からもそんな説明を聞いたことは無い。これは岸田さん本人を除いての話だが、岸田さん自身についても…

少子化対策の本気度と覚悟

岸田首相が高らかに打ち上げた異次元の少子化対策。岸田さんが早い段階で増税はしないと明言してしまい、少子化対策の財源の確保の手段のひとつを封じてしまった。しかし、3兆5千億円ともいわれる予算の財源をどうしようとするのか。岸田さんの少子化対策…

岸田政権の問題点

岸田政権というより岸田首相の問題点は、やると決めた政策については、当初の目標を達成するためには手段を択ばない、というより、詳細な説明はせず、達成まで一気に走る。途中で問題点の検証することもないし、見直すこともしない。手直しもせず当初の思い…

責任の所在は?

最近マイナンバーカード(以下マイナカード)での不具合が表沙汰になってきた。コンビニで住民票や戸籍謄本を取ろうとしたら全く知らない他人のものが出てきたとか、健康保険証の代わりにカードを使ったら全く知らない他人の情報が表示されたとか。 本来任意…

岸田首相は何をしたいのか

岸田首相は東日本大震災の被災地を訪れた際、子供との対話の中で、首相になりたかった理由を子供に問われ、やりたいことを実現するために日本の社会で一番権限が大きい首相を目指した、と答えた、という。 これはおそらく本音だろう。日本の社会で一番権限が…

新しい戦前に向かうのか

岸田首相はどうやら前の安倍菅政権が敷いたレールに岸田内閣という機関車を乗せて、新しい戦前に向かって突進しているようだ。運転手の岸田さんには周りの景色が大きく変わってしまったことに気が付く余裕もなく、ひたすら前しか見ていないようだ。機関車は…

岸田首相の安全保障

安全保障というとすぐに防衛費と結び付けがちだが、安全保障の本質は国家の維持・存続ということだと思うのだが。岸田首相の考える安全保障は他国からの武力による侵略を防ぐこと、と考えているようだ。今年度予算を見ると、日本の周辺情勢から軍備の増強は…

岸田政権の怖さ

近ごろ、岸田政権というか、岸田首相の政策決定過程に怖さを感じる。何が怖いのか。これまでの岸田さんの政策決定過程には極端な2通りの筋道がある。 ひとつは、安全保障政策全般ではなく、その内の装備・外交政策に関する諸政策に限定。或いは、原子力発電…