都議選惨敗も隠蔽体質は継続

  都議選惨敗を受けて、閉会中審査を安倍首相が外遊中に開催することが決まった。自民党からの申し入れによるもので、衆参合わせて1日。しかも、安倍さんの出席は無し。これで、一応反省の態度を示したことにしたいようだ。これでは疑問を解明しようとする態度には程遠いだろう。疑惑解明の本気度を疑われても仕方ない。

  文科大臣は、加計学園問題で明らかになった文書の管理が不適切だったとして、事務次官ら幹部3人に対し厳重注意をした、という。森友学園問題、加計学園問題を合わせて、財務省国交省文科省内閣府、の各府省の中で、文科省以外は、文書は破棄した、作成していない、などと一切の文書を隠蔽し通した。しかし、文科省だけは複数の文書が出回った。安倍政権はそこを問題視したのだろう。全文書の隠蔽が出来ていれば、問題もこれ程大きくならなかったし、都議選でのあれ程の惨敗にはならなかった、という認識なのだろう。

  文科省幹部3人を厳重注意することで、政権の意に沿わないことをしないように、官僚全体に明示的に圧力をかけたのだろう。情報は徹底的に隠すことを基本とする安倍政権にとっては、情報が漏れると致命傷になりかねない。裏を返せば、それ程政権内部には明らかにしたくないことが多い、ということでもあるのだろう。

  安倍さんは、何回も反省する、丁寧に説明する、と繰り返すが、単に言葉を並べるだけの、中身のないその場限りの反省している風を装うだけの、空虚な言葉にすぎない。何をどう反省するのか、について言及したことはないし、国民の疑念に答えるような説明をするとも言わない。政府ぐるみの疑惑隠しや国会審議・運営の傲慢な姿勢についての国民の批判には目を向けようとしない。自分を批判する者は国会の中のみならず、国民といえども許さない。その姿勢に対し、秋葉原での、『王様は裸だ』という警鐘を受けても耳を貸さず、相変わらず王様は服を着ている、と言い続けている。