内閣支持率が急落

  報道各社の安倍内閣支持率が出た。前回に続いて続落である。安倍内閣の支持率は、ラフにみて(以下同様)3月頃までは概ね50%半ばから後半であったが続落し、30%半ばから前半に落ち込んだ。この間不支持率も上昇し、今回は40%後半から50%になり、支持不支持が逆転した。

  不支持率の上昇は、森友学園問題、加計学園問題の真相解明に対する政府の消極的な対応、共謀罪法案の参議院での強権的手法の影響によるものだろう。同時に質問された、加計学園問題に対する姿勢で「評価しない」が70%以上いることや、不支持の理由の第一が、首相が信用できない、というものである。

  以前の支持率が高い時から、支持する理由のほぼ半数は「他より良さそう」というものだった。その層が不支持に回ったかと思ったが、今回も支持する理由の半数近くはまたも「他より良さそう」である。つまり、支持の仕方に拠らず、現在の安倍政権の姿勢全体に対し批判的な見方が増え、支持が離れたということだろう。

  ただ、同時に政党支持率の調査も行っている。ここで注目すべきは、自民党の支持率は下がったのだが、野党の支持率も下がっているのである。つまり、今回の世論調査では、現在の野党では受け皿になり得ない、受け皿としては不十分と思われている、ということになる。また、東京都議会議員選挙で分かるように、しっかりした受け皿が出来れば、現在の安倍政権など簡単に飛んでしまう、ということである。

  各野党に、どうすれば受け皿と認めてもらえるのか、目先のことではなく、ここを好機ととらえ、もっと長期的視点からきちんと考えてほしいと思う。各野党は安倍内閣の支持率が下がって喜んでいる場合ではないのである。国民の選択肢として十分に耐えられるように、徹底した議論をして信頼感を醸成して欲しいと思う。