いつまで続ける安倍首相

  総選挙が終わり、新内閣発足に伴う安倍首相の記者会見があった。記者会見は全く内容の無いものであったが、その中で安倍さんは、生産性革命と人づくり革命を車の両輪として、少子高齢化という最大の壁に立ち向かう、と強調した。相変わらず自分の掲げた看板政策を誠実に実行することなく、次から次と看板を掛け代えては何か仕事をしている風を装っている。

  最近まで議論してきた働き方改革はどうしたのか。幼児教育の無償化を掲げるが、そのの前に待機児童を無くすことが最優先だろう。10年後、20年後に、どういう社会にしようとしているのか全く見えない。目先の自分の保身のためには何を言えば関心を繋ぎ止められるかと、言葉だけが踊っている感じである。

  安倍さんは、トランプ米大統領の長女(首相補佐官)イバンカさんも参加した「国際女性会議WAW!」で、イバンカさんが女性企業家支援基金の立ち上げに携わったことを紹介。日本政府が5000万ドルの拠出金支援を決めたことをアピール。更に、日本と世界においてこれからも『女性活躍』の旗を掲げ、強いリーダーシップを発揮していく、と語った。しかし、男女格差(ジェンダーギャップ)の大きさを国別に順位付けした「世界経済フォーラム」の報告書が公表され、日本は144カ国中114位と、前年より三つ順位を下げた、という。こんな男女格差の大きな国の首相が、臆面もなく国際女性会議の席上で、ようこのようなことを言えるものだと思う。さすがに安倍さんの恩師の言っていた二つのムチ、つまり無恥と無知を併せ持っている安倍さんならでは、である。

  何としても憲法改正をしたい。その為には如何なる手段を使ってでも首相の座を手放さない。この先の日本をどうするかは関係ない。掲げる政策が、延命に役立つ言葉探しで終わってしまう。そんな安倍さんがいつまでこの国の首相なのかを考えると暗い気持ちになってしまう。