特別国会は終わったが

  虚しさだけ残して特別国会が終わった。まともに議論しようとしない安倍首相の態度に、相変わらず言葉だけの謙虚・丁寧・真摯が上滑りするだけ。これが国会の現状かと思うと、これからの日本はどうなるのだろうか、と本当に心配になる。あれだけ質問時間の拡大を要求していた自民党の質問内容は、というと、安倍さんへの賛辞とか、自民党内で了承済みの提案に安倍さんの同意を求めるとか、これが国会でやることか、という目を覆うばかりの惨状であったようだ。これからもこんな猿芝居のようなことをやるつもりなら、通年国会にして、やりたいだけやるしかないだろう。全体の時間を制限し、時間配分で揉めた結果獲得したような貴重な時間の中でやることではないだろう。

  こんな国会に誰がしたのだろうか。森友・加計疑惑にまともに取り合わず、何とかかわして逃げようとする姑息な考えから、国会を開くことに抵抗し、選挙後必須の特別国会を開くとそこでは野党の質問時間を削減しようとする。妥協の産物で質問時間を減らしたもの、野党の追及には相変わらずの知らぬ存ぜぬ。会計検査院からいろいろ不備が指摘されても、安倍さんはこれまでの答弁を、そういう報告を受けたということを述べただけと、とても上に立つ者の言葉とは思えないような答弁を平然としている。当然答弁する官僚も意味不明のような珍解答を繰り出し、逃げ切ることになる。

  問題なしというなら、必要な資料も、関係者の話も、すべて明らかにして、これでどうだ。疑念を挟む余地はないだろう。といえば良いことだと思うのだが。それが出来ないのはそこに疑惑があるからだろう。こんなことを国会で長々と続けるのは、国民の不幸である。その責任は全て、安倍さん、あなたにあるのです。自覚してください。