日本の統治機構は大丈夫?

  日本の統治機構の根幹である官僚機構が悲惨な状況であることが、次々と明るみに出て生きている。文部科学省財務省厚生労働省、防衛相、とドミノ倒しのように次々と明るみに出てきた。これで収まればいいのだが、この際だから、すべて明らかにしてはどうだろう。

  こうした悲惨な状況を内閣とは切り離そうと懸命になっている安倍首相、各担当大臣、更には当該省庁の官僚たちが賢明な国会対応をしている。無理をして屁理屈を並べているから、外から見たら笑うに笑えない惨憺たる状況を呈しているように見える。

  疑惑が次から次と出てくるのに、首相以下政府全体として対応は、本気で解決しようとする気はなく、出てきた事実すら認めようとせず、疑惑ではなく、何事もなかったかのごとく隠蔽しようと懸命の努力を重ねている。与党も同調して疑惑隠しに手を貸しているから、国会は小学生の学級会以下の惨状である。

  首相やそのお友達と官僚の両方が関わっていることなので、証拠に類するもの全ては自分達で握っている、という安心感なのだろう。表に出てしまったものだけは認める。ばれたものの同類だけは認める。それ以外は一切認めない。都合が悪くなってくると前言修正をし、当初からそうした話だった、と強弁する。こんな状況が最近はずっと続いている。これでは一歩も前には進まない。

  疑惑解明が進まない、文書管理がいい加減、いずれも安倍さん以下本気で正そうとしない。疑惑解明は当該部局に任せる。杜撰な文書管理は、原因も分らないのに再発防止策を考えるという。こんなことでお茶を濁そうとしている。本気で疑惑解明したり、文書管理を徹底したりしたら、この先自分たちが困ることになる、と分かっているのだ。自分たちの政権がこの先ずっと続くという前提を堅持している。

  本気で疑惑解明する気なら簡単にできる。独立した第三者機関を設置し、権限を与えて徹底的に調べれば答えは出るだろう。文書管理も、文書の廃棄に関しては当該部局に判断をさせない。文書に関する独立した専門組織を作り、文書の保存や更新、廃棄の是非等文書について管理し、恣意的な文書廃棄や改竄を防ぐようにすれば現状よりかなり改善するだろう。

  現状のような自分の都合しか考えない首相の下で、基本的に情報は非公開とする。真実は知らせない。そうした中で、自分の都合の良いように物事を進める。不都合なことがばれても徹底した口裏合わせで潰す。一体誰の為、何の為の政治なのだろうか。こんなことが続けば、日本の先行きは真っ暗である。