自己保身に走る政治家

  次々と新しい醜聞が露見している。そうした中で当事者たる政治家が解決しようとする努力が全く見えないのは何なんだろう。時が経てば国民は忘れるから、その時まで首を竦めていればいい、とでも思っているのか。安倍首相は、秋の総裁選を睨んで党の研修会や各地の党県連の大会等にまめに出席、そこでは各種疑惑を自分の手で解決する、と決意を表明しているようだが、どこまで信用されているのだろうか。

  昨年は事あるごとに真摯に丁寧に説明すると繰り返したが、そのようなことは一度も実行されなかった。毎度毎度の口先だけの安倍さんを実証してきた。今年は膿を出すとか自分の手で解決するとか言葉を変えてみたものの、中身は相変わらず口先だけのようだ。自民党員の方々は、こんな安倍さんの言葉を信じているのだろうか。それとも、疑惑に関してはそれなりに一生懸命やっている、と評価しているのだろうか。

  本気で解決しようとすれば自身が無傷では済まないだろうから、安倍さんに解決する意思も責任感もない。森友問題、公文書改竄、追加で出てきた財務事務次官のセクハラと、こちらも疑惑・醜聞をたっぷり抱えた麻生さんは、当事者意識は全くなく、森友問題は安倍さん、文書改竄は官僚、セクハラは次官個人それぞれの問題で、自分は関係ない、といわんばかりで、自ら問題解決しようとする気配さえ見せない。

  その他、問題となっている疑惑の数々も、政治の側が積極的に解明しようとはぜず、何とか言い逃れしよう、無かったことにしよう、と本筋ではないところで一生懸命動き回っている、そんな感じがしてならない。結局、今のところは安倍さんには逆らわない方が身の為と思って、動かないのだろう。国民の為の政治をしようという意識はなく、どうすれば自己保身が図れるかという、全くあり得ないような価値観で動いているとしか思えない。

  こんな政治家たちが取り仕切っている日本という国の行く末はどうなってしまうのだろうか。