無恥なる安倍さんの言葉

  日本の首相が言っているとは思えない安倍さんの口から出る無責任な軽い言葉。本人はどういうつもりで言っているのかわからないが、重要な場面で、一見これからは真剣に取り組む、というようなことを言う。今までやってきたこととは違うことを言うので、方針変更をするのかと思えばそうではない。その場の相手が気をよくしそうなことを平然と言うのである。その後の安倍さんの行動を見れば、その時限りの自分を良く見せようとしているだけの、無責任な言葉であることが分かる。

  森友問題・加計問題では昨年から国会外では常に、丁寧に説明する、と言ってきたし、財務省の文書改ざんが発覚してからは、うみを出し切る、と言っている。しかし、現実はどうか。これらの問題が発覚してから1年半近く経つが、一度たりとも丁寧な説明を聞いたこともないし、うみを出すような行動を見たこともない。如何に口先だけかが良くわかる。

  23日、沖縄で戦後73年の「慰霊の日」を迎え、平和祈念公園で追悼式が開かれた。安倍さんは、沖縄の基地問題に対しても、基地負担の軽減を進めていくと強調し、普天間基地の固定化は、絶対に避けなければならない、と強調する。その一方で、辺野古への移設に向けて最高裁の判決に従って、進めていくと言う。何だか最高裁普天間から辺野古に基地を移設しろ、と言っているかのような言い方である。自分で普天間は移設しない、廃止する、と決めれば良いだけのことなのに。

  沖縄に集中している米軍基地については、政府として、基地負担を減らすため、一つ一つ確実に結果を出していく決意だ、と強調。自分が先頭に立って、沖縄の振興を前に進めていく、と語った、という。相変わらずの無責任な言葉である。今まで何をしてきたのか。基地負担を減らすなら、移設は一切認めないで、いつまでに何処の基地を閉鎖させるのか、を言わなければならないだろう。本気で言っているわけではなく、調子よくその場の雰囲気に合わせて、無責任な軽い言葉を使っただけだろう。本気でないのは、基地の縮小と言わず、基地負担の軽減という抽象的な、内容の無い言葉で済ませていることが、象徴的である。

  言葉は政治家の生命線であると思うのだが、そんなことはお構いなしで、いつも調子の良いことを言ってきた。正に無恥の本領発揮である。いつも、本当は何をしたいのか本音は言わず、陰でこそこそ動き回っている。出てくる言葉はその場限りの都合の良さそうなものばかり。政治に期待していないのか、今度はもしかして、と淡い期待を抱いているのか。安倍さんを支持している方々は、何回期待を裏切られても支持し続けるのだろうか。