日本を壊す安倍首相

  安倍首相の政治手法は、とにかく目立ちたい、ということだろう。毎年のようにスローガンを掲げ、出来たかどうかの検証はせず、翌年にはスローガンの架け替えを行う。検証すれば殆ど出来ていないのだが、安倍さんはマイナス部分は決して受け入れようとしない。何事によらず、決して自分では責任を取ろうとはしない。せいぜい口先で責任を感じていると言うだけである。物事を深く考えることが苦手な安倍さんは、実行しようとする政策も、日本をどのようにしたいのかという展望からではなく、目立つところを、このようにやってます風に取り組んでいるだけだろう。目立たなくても、国の基礎となるような部分にしっかりと予算を使って欲しいものだ。目立つことだけやっていては、日本という国の存立基盤がどんどん蝕まれていくような気がする。

  安倍さんはいろいろな分野で日本を壊してきた。安倍さんを見ていると、手元の手柄は自分の手に、不都合な部分は先送り。あたかも自分の政策が上手くいって日本は良い方向に進んでいる、というように見せようとしている。しかし、誤魔化されてはいけない。現実はどうなのだろうか。よく見極めなければいけない。不都合な現実が積み重なって、今にも崩壊するかも知れない状況が近づいている。

  目に見えて悲惨な状況になっているのは政治の状況であるが、その他にも問題は山積している。特に財政状況は危機的状況になってきているにも拘らず、景気が落ち込まないように、相変わらず歳出拡大を進め、収支改善を進める気は全く見えない。また、人口減少にも歯止めがかからず、本格的な解決策を考えることもなく、高齢者人口の食い延ばし策を言うのみである。また、各種政策共通しているのが、目に見えるように上位数パーセントに対する優遇策で、全体の好調を演出している。しかし、それ以下の部分については置いてけぼりにし、いろいろな部分で格差が拡大している。産業界では大企業優先で、中小企業が疲弊し、どんどん減少している。個人の所得格差もますます拡大している。

  公的資金を利用した株式市場での株価の買い支えにより経済の好調さをアピールしたり、日銀の国債買い上げで債券市場での金利の抑え込みを図り低利での国債の発行を可能にしたりしている。今や日銀は上場企業の約4割で上位10位以内の大株主になったという。さらに政府主導で格式購入している郵貯やかんぽ、年金などを加えれれば、もっと大きな数字になるだろう。大手企業の国有化を進めているわけではないだろう。

  他方、外交が得意だと思っている安倍さん。中国に対抗して、世界中に経済援助と称して資金をばら撒いてきた。これらの資金は日本には戻ってこない。費用対効果を考えず、ただのばら撒きなら、受け入れ国側はいつでも歓迎だろう。それを外交だと思っているところに安倍さんの手前味噌的感覚がある。外交的感覚の無さがそうさせるのだろう。資金をばら撒く一方で、米国に対しては隷従している。日本は独立国の筈だが、表向き今は廃止されているという米国からの年次改革要望書に沿った要望を、国内の反対の声には耳を貸さず、立法化によって次々と実現している。また、米朝会談でのトランプ米大統領の言動に右往左往した安倍さんの姿は、世界中に恥を晒した。それを本人は恥ずかしいとも何とも思っていないようで、相変わらずのトランプさんの後を追うことに精を出している。

  このまま進んだら日本はどうなるのだろう。安倍さん、もう手遅れかもしれないが、もっと学習して出直したらどうだろう。