安倍政権は治外法権か

  出張で加計学園の車を使用していた問題で、藤原豊元内閣府次長(現・経済産業省審議官)を文書厳重注意にしたと発表した。国家公務員倫理審査会から、社会通念上、相当と認められる程度を超えている、との通知もあったからという。なんだこりゃ、である。内閣府の人間が、一私法人の車を自分の出張時に使用していたのである。しかも、加計学園と言えば、疑惑の格好法人である。

  一官僚の出張に、自分の車を提供するとは、相当深い関係にあったと言わざるを得ない。誰から出張の情報を得たのか。どうやって藤原さんに車を提供すると連絡したのか。藤原さんは何故提供された車を使用したのか。提供したのは学園の車か、学園の誰かの車なのか。藤原さんは加計学園問題でも登場した人物である。これらの疑問が自然の流れの中で進んで行ったとしたら、藤原さんと加計さんは相当付き合いが深いということだろう。

  医学部新設を審議している中で、その担当の内閣府の官僚に便宜を図るのは、利益の見返りを期待しているか、いろいろと便宜を図ってもらっているから、お互い様ということだろう。担当ではなかったと言っても、同じ内閣府の、しかも安倍案件には関わっている人物である。しかも、国家公務員倫理規定に違反している、と認めているのに単に文書厳重注意という形式的な処分で済ますとは。十分に贈収賄容疑だろう。刑事訴追されないのなら、懲戒免職であってもおかしくない行動だろう。こんな形式処分で済ますとは最早怖いもの無しの状況だ。

  安倍政権内にあっては、特に安倍案件に関しては、日本の国内法からの治外法権の特権を得ているようだ。こんな政治をやっていても許されてしまうとは。国民も馬鹿にされたものだ。安倍さんにすり寄って、権力のおこぼれを頂戴しようと、皆ですり寄っているような状態では、自民党内からの自浄作用を期待しても無理だろう。

  日本という国は、この先一体どんな国になってしまうのだろう。