自民党総裁選

  自民党総裁選が安倍さんの勝利で終わった。だが、終わった後の麻生さんと安倍さんが面白い。選挙前に、ダブルスコアどころか、トリプルスコアで勝ち、石破さんの完敗に追い込む、と意気込んで、地方の党員党友への締め付けは相当なものがあったと言われている。しかし、蓋を開けてみれば、確かに国会議員票は猟官運動に餌をチラつかせながら、各派閥の支持を受け8割近くを得た。しかし、地方の党員党友票は55%に留まり、追い込まれた。

  党員党友が55%ということは、安倍さんを支持した国会議員の地元の党員党友でも、石破さん支持が相当数あったということだろう。国会議員の向いている方向と、一般国民に近いと言われる党員党友の向いている方向が違うことが明白になった。安倍内閣の支持率が上がらないのを見せつけられたようだ。

  これに反応したのが安倍さんと麻生さんだ。麻生さんは、選挙が終わった後の記者会見で、質問者の、石破さんが善戦したことについて問われた。しかし、どこが、と真っ向から善戦を否定し、今回の全体の得票率、前回との得票率・得票の比較、など、数字を挙げて惨敗であったことを印象付けようと懸命であった。

  しかし、ここで安倍さんと同じ説明の仕方をしてくる。自分に有利な情報だけを取り挙げて、自説の正しさの裏付けにしようとする。確かに挙げた数字は正しいだろう。だが、善戦した地方票の話は出さない。つまり、都合の悪い情報は出さないし、麻生さんにとっては、地方の意見などお構いなし、ということなのだろう。

  こんな人物でも安倍さんは頼りにしているようで、次期組閣でも留任を早々と宣言している。この国はどこまで駄目になるのだろう。