なにか変だぞ安倍政権

  九州電力が13日午前、再生可能エネルギーである太陽光発電を一時的に止める出力抑制を開始したという。九州電力管内の再生可能エネルギーでの発電量が大きくなって、総発電量が総使用量を上回って、大規模停電になる恐れがあるから、という。

  火力発電の一部を停止し発電量を最小限に抑える、他地域へ送電する、余った電気で水をくみ上げる揚水式発電を使う、蓄電池を使うなど、いろいろ手を打ったがそれでも余るという。再生可能エネルギーより原子力発電を優先する結果だろう。

  九州電力管内では原子力発電を4基再稼働させている。再稼働させる必要のない原発まで再稼働させて、再生可能エネルギーを押さえるというのでは、これからの電源構成が如何に歪んだ形になるかを表していると言える。これは、安倍政権の目指す電源構成はあくまでも原発を主、補助的位置づけとして再生可能エネルギーや火力発電、にするという意志表示としか言いようがない。

  欧州先進諸国では電源として、既に原発から再生可能エネルギーへシフトし始めている。流れとしては地球にやさしい再生可能エネルギーを主たる電源にする方向である。原発も確かにCO2は出さないだろうが、使用済み核燃料は放射能を出すから、とても地球にやさしいとはいえない。こんな原発にいつまで日本は頼ろうとするのだろうか。

  安倍政権は次々と原発の再稼働を認め、福島の事故を無かったことにし、新たなる原発神話を作ろうと頑張っているが、進む方向が違うだろう。自民党にとって、いくら原発利権が大事といっても、もう手放して方向転換しなければ、取り残された国日本、ということになってしまうのではないか。

 

  安倍政権は来年5月1日の新天皇即位の日を、1年限りの祝日にする検討に入ったという。5月1日を休日にすると4月27日(土)から5月6日(月)まで振替休日などで、10連休になる。一応、名目上は新天皇即位に国民の祝賀ムードを盛り上げよう、ということのようだが、それだけだろうか。

  その後の7月には参議院議員選挙がある。選挙に向けた安倍政権お得意の人気取り政策の一環であり、連休による消費の拡大期待など便乗目的が透けて見える。いずれも来年1年限りに欲しい効果だろう。これまでも支持率が下がってきた時に、人切り取りも思える国民栄誉賞を乱発してきた過去がある。今回も政策とは関係のないところで人気取りを考えているのではないか。

  支持率回復や信頼感の回復は、こうした小手先の事では無く、政治の舞台での説明責任であるとか誠実さであるとかによるものでなければならない。自分のやりたいことをやりたいようにやって、後は如何に誤魔化すかに精力を使っているようでは、信頼される政治家にはなりようがない。もっとまともな政治をして欲しい