安倍首相 逃げずに議論でしょう

  憲法改正しか眼中にない安倍首相。それなのに、安倍改憲案に対しても自分から議論をするつもりはないようだ。先の自民党総裁選後に党憲法改正推進本部長に安倍さんが任命したお友達の下村さんが、安倍政権下では改憲議論をしたくない人が多いから、自民党全体で対応しながら安倍色を払拭していくことが必要、と語ったという。

  安倍色を払拭すると言うが、下村さんは安倍改憲案を十分に理解しているのだろうか。だとしたら、いつ安倍さんと話し合い理解を深めたのだろうか。安倍改憲案を十分理解しているのはどの範囲の人々なのだろうか。少なくとも議論が出来ない安倍さんが、自民党内向けに公式に説明討論会のような会合を開いた様子はない。相変わらず、会合を開いて議論になるのを避けているのだろう。

  この様な形で自民党から出てくる安倍改憲案とは、いったい何物なのだろうか。自民党からは出てくるが、党内議論が無いままなので、自民党案というわけではなさそうだ。憲法審査会での議論の俎上に載せようというのに、個人的な私案で良いのだろうか。

  安倍さん悲願の憲法改正であるが、それにしては安倍さん本人が改憲案について訴えることなく、お友達に任せるというのは何なんだろう。議論が出来ないというのは、自分の中で議論が出来るだけの論理構成が出来ない、ということだろう。本気で憲法改正したいなら、堂々と相手を問わず論戦を受けて立ったらどうか。何でも数の力で押し通せばいいわけではないだろう。

  安倍さお得意の、真正面からの勝負を避け、陰でこそこそ動いて、最後は数に物を言わせ目的を達成する、なんて方法で憲法改正をもくろんでいるのだろうか。現行憲法押し付け憲法だという安倍さんは、安倍改憲案が、安倍さんによる押し付け憲法になることを自覚しているのだろうか。

  安倍さんは、最後は国民投票によるのだから、と逃げを打つが、国民投票にかけられる改憲案の国民一人一人の疑問点を誰にぶつけたらいいのか、誰が疑問に答えてくれるのか。そもそもそんなことを考えてくれるのか。そんな疑問も聞く耳持たず、そのままにされてしまうのだろう。

  安倍さんから、手続き上のことは国会の審議に委ねられること、という逃げの答弁が聞こえてくるようだ。